壁面緑化のメリットとは?期待できる効果3選
気温や空気など環境面での効果
最近では温暖化などにより地球環境に配慮する取り組みが求められており、壁面緑化は期待されています。特に都市部では、郊外に比べて気温が高くなりがちなヒートアイランド現象が起こりやすいとされています。そのため、アスファルトやコンクリートなどの壁面の温度を下げるのに役立つ壁面緑化の採用が目立ちます。さらに都市部では車の往来が多く、排ガス問題が懸念されています。車の性能が向上した車だけでなく、排気ガスの排出が多い古い車も多く走っているので、車の性能に頼った排ガス規制はさほど効果を上げていません。その点、壁面緑化は空気中の二酸化炭素を吸収し、新鮮な空気を供給する点が効果が高いとされています。
自社ビルや商業施設で採用するとブランディングアップ
自社ビルを所有している会社は、自社のブランド価値を上げるのに壁面緑化を採用するケースが目立ちます。地球環境への取り組みが一目で理解してもらえるため、会社のブランディング構築に役立ちます。さらに商業施設で壁面緑化を採用すると、緑の癒しの効果も手伝い、訪れた人の滞在時間が長くなったり、リピート率が上がる傾向にあることが様々な研究からわかってきました。したがって、ブランディング構築や集客効果につなげる意味でも、また働く人の環境を良くするためにも壁面緑化に期待が寄せられています。
建物自体の資産価値の向上
新しいものより古い建物の資産価値は下がりがちですが、壁面緑化を施した建物の資産価値は、何もしない場合に比べて上がる傾向にあります。建物全体でなくても、人の目線が集まりやすい低層階部分のみ壁面緑化を施した場合、明るい印象になり、イメージが良くなります。
壁面緑化とは、建物の壁を植物で覆うことを言います。壁面を緑化することで、二酸化炭素削減やヒートアイランド対策にもなります。また都市空間の中に緑が増すことで、安らぎと心地よさを与えてくれます。